「物事を前進させる」には、問題解決の方法よりも、まずは・・・!?
私には、過去こんな失敗談があります。
ある企業の管理者が「部下との関係性のことで、相談に見えた時のことです。
その上司からすると、報連相をしてこない部下達がいること、また指示を出さなければ
動かない部下達がいることにかなり困っている様子でした。
そこで私は、こんなことが頭に浮かんだのです。
「報告を受ける時の態度はどうであるのか」また、「いきなり否定していることはないか」など、
これまでの経験から色々なことが頭によぎり、あえて質問をしてみました。
すると、相談者は「そのあたりも、自分としては自覚しており、少しずつ態度も改善してみたことや、
自分が直接的に注意をするのではなく、ナンバー2の立場の人間に対応してもらったり、色々と自分自身も
改善しようとしている」という話をしてくれました。
しかし、この相談者は、こういうのです。
「自分がこんなに色々改善もしているのに、部下たちは相変わらずの状態で、さすがに疲れました」
と。
すると・・・、私はこう言ってしまったのです。
「では、何等か部下を褒めたり、何等か部下を認めることはしていますか」
と。
するとそれに対して・・・
「それもやっている。とにかく、部下たちのレベルが低すぎるんですよ」
という会話になり、堂々巡りの状態になってしまいました。
わたし自身も、自分の相談の受け方はどうだったのかと悶悶とした状態でした。
その後、私ではうまく行かないので、他のコンサルタントにもこの方の相談にのってもらうようにしたのです。
すると・・・
その後、そのコンサルタントからその結果を聞くと、話がうまく進み結果的に、新たなトライをしてみるという
前向きな状態で話は終わったということでした。
私は、その時「えっ、私はあんなにあの相談者に苦労したのに、何が違うのだろうと」と思いました。
そこで、そのコンサルタントにどのように対応したのかを聞いてみると・・・
その相談者の日ごろ工夫しているところ(部下との関わり)、その時どのような思いで行ったのか、
相手の状況を理解しようとしたり、相手の気持ちに共感して、「まずは承認の言葉」をかけているという行為をしていたのです。
私との違いは、一つひとつのエピソードを聞きながら、その相談者ご自身をしっかりと
「受け止めまずは承認する」という一歩をしていたのでした。
実は、この相談者は、最初は今の職場から異動を願いでておりましたが、その時の相談後、
最後のチャンスとして、もう一度あることにトライしようという思いに変わっていったのでした。
私は、上記のような『自分のうまくいかなかったこと』から、多くのことを学びました。
悩みのある人は、問題解決の方法論を提示してもただの正論だけにすぎないこと。
まずは、しっかりと相手の状況を理解し受け止めるステップがないと、人はアドバイスや提案も
受け入れにくいことを実感しました。
これは、私の立場のような人間にかかわらず、皆さんのように上に立つお立場の方々にも
何か言えることではないでしょうか。 須山より
周りから認められどんどん昇進していったある部長のお話です。
その方は、常に「できないことはない」という考え方の基に日々仕事をしているようです。
今回は、素晴らしい部長の話をご紹介したいと思います。
ビジネスの世界では、日々、上からの指示命令に応えることや数々のチャレンジをしていくことの連続であります。
その時に、今は手一杯だから「できない」、「自分には無理だ」という場面も沢山出くわします。
しかし、この部長は、「できないことはない」と常に言っています。
もう少し、掘り下げて聞いてみると・・・・
実は、「できないという傾向」には、3つポイントが見えてくると言っておりました。
そこで、この3つの状況から、ちょっとだけ見方を変えてみると、明るい未来が見えてくる ということです。
この3つの観点からもう1度自身を振り返ってみると、意外に「できない」と決めつけているのは自分であったり、
自分だけでやろうと力むから「できない」状態に陥ることが分かります。
だから、この部長は一歩も二歩も前進して周りから信頼されているのだということが分りました。
こう考えてみると、「できない」と決めつけるのではなく、
「自分のやり方を変えみると」
「タイミングを変えばできるのか」
「人と相談すればできるのか」
ちょっとだけ発想転換して取り組むことも一理あると思いませんか。
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Newsレター6月2回目号配信!!
以前、個人的にマンションの購入を考えており、スマホより検索した経験がありました。その後、それがきっかけで検索をしてもいないのに、定期的なマンションの広告をスマホから目にすることが多くなりました。このように、現代は顧客の興味ある分野において、検索履歴や行動パターンから相手の興味を割り出し、相手に合わせた広告を表示するというターゲティング広告という手法での広告が多くなりました。
「相手に合わせること」で無駄な広告費を減らし、広告効果を最大限に引き出すことができる訳です。
この「相手に合わせる」という手法は、部下育成にも言えることです。昔ながらの「背中を見て覚えろ方式」や「十羽一絡げ」の指導は今の時代に合わないと言われるように、「相手に合わせた」指導の仕方は確かに必要に感じています。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者である坪田先生はまさしく相手に合わせた指導の仕方をしており、最近興味がありこの方の本を読んだところでした。
印象的なものをご紹介しますと・・・
「ビリギャル流やる気アップの秘訣は、ほめるのではなく変化に気づくこと」と書いてありました。
★ただ何でも「褒める」のではなく「相手の変化に気付いてフィードバックする」のだと言うのです。
「褒める」というよりも、「客観的にフィードバックするだけ」。
もともと人間は、フィードバックされるとより良くなろうとする生き物のようです。
例えば、私達が日頃の何気なく使っており既に客観的に私達にフィードバックしてくれる「モノ」があります。
それが「鏡」です。その鏡を見て顔にゴミがついていれば取るし、寝ぐせがついていれば直します。つまり、客観的にフィードバックされることで、人はよりキレイになろう、カッコよくなろうとするわけです。
ですから、坪田先生は、褒めて育てるというよりも「フィーバック」をして、小さな変化を見てあげて側面的にサポートしながら、モチベーションを高めていったようです。
そして、更に大切なことは「主観を挟まない」ことです。
例えば、一般的な親は、机に向かう姿勢が悪いことが気になる時に「何でそんなに背筋が曲がっているの!?目が悪くなるし背だって伸びなくなるよ」と言いがちです。しかし、フィードバックとは「背筋が曲がっているね」と事実のみを伝えるだけで、子供は「ああ直さなくっちゃ」となるのだと言っております。
また、まだ結果は出ていないにしろ「以前よりも時間をかけて考えようとしたんだね」と小さな良い変化を認めて言葉にすることが大切だと言っています。結果はまだ出でなくとも「小さな変化に気付いて言葉にしてあげる」だけで、この人なら信頼できると子供は思い、だんだん坪田先生の話に耳を傾けるようになったそうです。
私達は、親としての立場、経営者や上司の立場として、色々と先入観と決めつけでモノを言ってしまいがちです。それが指導であり、また指導のつもりで言っています。しかし、その決め付けやお説教が、この子のモチベーションを落とす行為につながっていることを親も上司も気付くことは大切であると感じました。
もちろん、これは私自身の戒めでもありますが(笑)。
須山より
色々な経営者や管理職の方々が共通に言われる事として、
「うちの部下は、指示命令しなければ動かない…動けない…参ってしまいますよ」という言葉です。
確かにそうだと思います。
上司にしてみれば、自ら考えて動けるようになって欲しい・・・という思いもよく理解です。
そうでないと、自分の仕事も円滑に進まないし、イライラも募るばかりですし…。私も同感です。
では、「指示がなくとも、自ら考えて動ける」ようにするためにはどうすればよいかということです。
実は、ある本を読んでいたら「世の中にヒットしているゲーム」にそのヒントがどうも隠されているようです。
(行動経済学より)
若者に限らず、最近の人達は、「ゲームに夢中」になっている人が結構多いように思います。
では、そのゲームの魅力とは何なのでしょうか。
どうも、その「人気ゲーム」には共通点があり、それは人のモチベーションアップや自律に何らか参考になる、という話が書いてありました。
それは・・・
仕事においても、この7つのポイントを押さえれば、自律的に高いモチベーションをもって取り組めるようになるのだと思います。
しかし、現実は、どうでしょうか。この7つと真逆になっていることが多いですよね。失敗できる雰囲気もないし、他人と比較されてモチベーションも落ちるし…。
このような7つのポイントを意識した環境づくりで部下の意欲に違いを出してみませんか?!
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